リリース日:2026年6月24日
1. キャンペーンメールでBotによる開封、リンククリックのフィルタ精度が向上しました
2025年8月のアップデートで、キャンペーンメールにおけるBotによる開封・リンククリックをフィルタする機能をリリースしましたが、今回のアップデートでは、Botクリックの検出精度を向上させました。
背景
セキュリティ製品やメールクライアントの中には、メール内のリンクを自動的にスキャン(クリック)するものがあります。このようなBotによるクリックは、実際のユーザーの操作ではないにもかかわらず、クリック数やユニーククリック数として集計されてしまいます。
今回のアップデートでは、従来のBotフィルタでは検出しきれなかったケースにも対応できるよう、Bot検出方式を改善しました。
Bot検出精度を向上する仕組み
キャンペーンメール内に、人間には表示されない検知用のリンクを自動的に埋め込むようになりました。
Botはメール内のリンクを機械的にスキャンするため、この検知用リンクにもアクセスします。検知用リンクへのアクセスをもとにBotを識別し、同一のアクセス元から行われたクリックを集計対象から除外します。
これにより、従来よりも実際のユーザー行動に近いクリックデータを確認できるようになります。
除外の対象
Botと識別されたクリックは、以下の集計から除外されます。
キャンペーン: クリック数、ユニーククリック数
BI: キャンペーン関連の分析データ
コンタクトアクティビティ: コンタクトごとのクリック履歴
ご利用条件
本機能を利用するには、「設定>キャンペーン>Botによる開封・クリック」が有効になっている必要があります。
※ 2025年8月のアップデートでこの設定を有効にしている場合、追加の設定変更は不要です。今回のアップデートで検出精度が自動的に向上します。
注意点
本アップデート適用以降、これまで検出できなかったBotクリックが除外されるため、
従来の配信結果と比較してクリック数やユニーククリック数が減少する場合があります。
リリース後に新規送信されるキャンペーンメールから自動適用されます。
(すでに送信済みのメールには影響しません)
不可視リンクをスキャン(クリック)しないタイプのBotは検出できないため、
すべてのBotを完全に除外することを保証するものではありません。
2. フォーム埋め込み時に非表示項目の値を上書き指定できるようになりました
WEBフォームを自社サイトに埋め込む際、フォーム上で「非表示」に設定された項目の値を、
埋め込みスクリプトの引数から動的に指定できるようになりました。
これまでは、非表示項目に設定できる値はフォーム編集画面で設定したデフォルト値のみでした。
そのため、どの広告・検索・SNS経由でサイトに訪れたかといった流入元情報を、フォーム送信時にリードへ自動的に紐づけることができませんでした。
できるようになること
これまでフォーム編集画面での「デフォルト値」しか持てなかった非表示項目に対し、Webサイト側で取得したデータを動的に流し込めます。
活用例:
タグマネージャー(GTM等)経由で取得した広告の流入元パラメータ(utm_sourceやgclidなど)や、セッション情報をフォーム送信時にリード情報へ自動で紐づけて格納する、
といった高度なトラッキングが内製スクリプトで実現可能です。
実装方法(作業者向け)
フォーム埋め込みコード window.sensesWebform.create() の引数に hiddenFields オプションを追加し、
'項目ID': '設定したい値' の形式で指定します。
項目IDの確認方法:
フォームを画面に表示後、デベロッパーツール等でHTMLソースを確認し、
対象の非表示項目に付与されているdata-webform-item-id属性の値を指定してください。
なお、フォームが画面に初期表示(レンダリング)されたタイミングで一度だけ値が反映されます。
表示された後の動的な変更は追従しません。
また、存在しない項目IDを指定した場合はエラーにならず無視されます。
対応している項目の種類
項目の種類 | 対応 |
テキスト・複数行テキスト・住所 | ✅ |
メールアドレス | ✅ |
氏名(分割なし) | ✅ |
日付 | ❌ |
氏名(姓名分割) | ❌ |
単一選択・複数選択 | ❌ |
利用規約 | ❌ |
3. WEBフォームの送信完了をサイト側で検知できるようになりました
WEBフォームを自社サイトに埋め込んでいる場合、フォームの送信が正常に完了したタイミングをサイト側のスクリプトから検知できるようになりました。
これまでは、フォームが送信されたかどうかをホスト側のページで知る手段がなく、
送信完了後にタグマネージャーへのイベント送信やページ遷移などの処理を実行することができませんでした。
今回のアップデートにより、window.sensesWebform.create() の引数に onSuccess
コールバックを指定することで、サーバーへの送信が成功した際に任意の処理を実行できるようになります。サンクスメッセージ表示・リダイレクトのどちらの設定でも動作します。
できるようになること
計測の精密化:
Googleタグマネージャー(GTM)や各種広告API(データレイヤー)へのコンバージョンイベント送信を、サンクスページへの画面遷移を挟むことなく、送信完了の瞬間(発火の確実性が高いタイミング)に実行できます。
自由度の高いサイト制御:
送信完了直後に、自社サイト側で構築した独自のポップアップ(サンクスメッセージ)を表示したり、特定の別ページへ自社スクリプトでリダイレクトさせたりする制御が可能になります。
(管理画面側でのサンクスメッセージ・リダイレクトどちらの設定時でも動作します)
実装方法(作業者向け)
フォーム埋め込みコード window.sensesWebform.create() の引数に onSuccess コールバック関数を追加し、実行したい任意の処理(GTMのカスタムイベント発火など)を記述します。

